ソーシャル・インパクト・ワークスでは、投資家の皆様による「④の地域防災貢献型事業成果に関する分析・評価」業務をご支援いたします。欧米諸国で今や時代の潮流となりつつある「社会的インパクト投資」に大きな遅れをとる我が国において、「社会的インパクト投資」の社会実装・定着に向けて、着実に投資環境を整備されつつある機関投資家の皆様を、私共は全力でご支援いたします。既にご承知の通り、「ソーシャルインパクトボンド(SIB: Social Impact Bond)は、2015年度から横須賀市、福岡県、尼崎市でパイロット事業が開始されました。多くのメディアでも取り上げられ、高い関心が寄せられるようになりました。2016年6月2日に閣議決定された"日本再興戦略2016"、"経済財政運営と改革の基本方針2016(骨太の方針)"、"まち・ひと・しごと創生基本方針2016"においても、SIBの実現に向けた検討が推進される」ことが盛り込まれました。確かに、乗り越えなければならない課題は山積しています。機関投資家の皆様からすれば、「元本の保証はされるのか」、「筋の悪い案件でないことを誰が保証するのか」、「リスク回避の方策が見えないままで、投資できるわけがないではないか」と。正論だと思います。ならば、機関投資家の皆様に伺いたい。「それで、いいのですか」と。「誰かが、筋の悪い案件ではない。元本は保証する。リスク回避の教本もつけておくから・・・」としなければ、「一歩も踏み出していただけないのでしょうか」と。「SIBを社会的に意義のある取り組みとして、支援を検討している国内金融機関や投資家は少なくない」という意見もあります。時代の最先端の風を読み、活路を見出し、今日の日本経済の屋台骨として支え続けてこられた機関投資家の皆様ではないですか。SIBの黎明期にあたり、傍観者として後塵を拝する不名誉に没することなく、後世の人々に感謝される皆様であっていただきたい、と心から願うものであります。行政、自治体、民間事業等の取り組みではカバーしきれていない、または取り組みはあるものの十分に解決されていない「地域・社会の課題」に、自らリスクを取り、その解決に取り組まれている個人・組織・企業の皆様に対して、金融技術を駆使してこれを支え、協働してその成果を地域に実装・定着させようと日夜奮闘されている皆様は、正に、明治期の躍動するバンカー精神、「アントレプレナーシップ」を体現するものであり、閉塞した金融市場を切り開く最先端の金融活動家であると確信いたします。これまで私共は、大学・研究機関による地域防災力向上に関する研究・開発をご支援し、自治会・町内会による地区防災計画の立案や定着に向けた研修会などを通して、微力ながら、研究成果の社会実装に貢献して参りました。その過程のなかで、地域に信頼の根を張るNPO・NGO、その活動を支える中間支援組織、消防団・防災士、「国土強靭化地域計画」のもと日夜奮闘されている都道府県・市町村、社会福祉協議会の皆様と連携を深め、活動を共にして参りました。これら一連の活動を通して開発された弊社独自の「定量化が困難とされる事業実績・成長可能性・社会インパクト創出の可能性等、各指標の見える化技術」を駆使し、機関投資家の皆様による「地域防災貢献型事業成果に関する分析・評価」業務を、私共は全力でご支援して参ります。
※ご参考 内閣府_社会的インパクト投資の市場規模(全世界・英国・日本).pdf (0.05MB)